小型蒸留設備

セイクフォー21について・・・

セイクフォー21とは、全国でも最も数の多いといわれる清酒製造量20klから200klのどちらかといえば、あまり機械化していない酒造場を対象としており、製造設備の統一合理化を目指すうえで、伝統産業である清酒製造技術を衰退させることなく21世紀へ継承させていこうという目的で、従来の仕込み方法そのままに、しかも少ない労力で、かつ高品質な製品を高い稼働率で、更に低資本で…という難問に取り組み長年の試行錯誤の末に実用化させた、完全蒸し米仕込みによる清酒製造システムの総称です。

横文字で「SAKE FOR 21」と綴ります。SAKE はローマ字よみで「サケ」と読みますが英語で「FOR THE SAKE OF」 ~に役立つ、為になるという意味もあり、21世紀という新たな時代へむけて人と自然との調和を尊重した酒造りを提唱しています。
 
セイクフォー21の設備で一番注目すべきところは、各装置の縮小化にあります。
造りの大きさを今までより小さくして、数を増やすことで例えば通勤者主体の清酒製造が可能になります。
ここで年間90kl製造の場合を例にしますと、一般的には白米として24トンから30トン必要です。仮に24トンの場合仕込み本数は1500kg半仕舞い仕込みで16本となります。麹や酒母の期間に最後の仕込みの上漕までと準備及び片付け期間を合計すると3ヶ月から3.5ヶ月が製造期間となりますが、1日に750kgの蒸し米を処理(このうち麹が約150kg)することになり、充分な機械設備が無い場合、最も多忙な時間帯で少なくとも4~5人の人手が要求されます。

付帯設備から見て、醗酵タンクが25~30石の容量で10~12本、400㍑容の酒母タンクが4~6本、350kg甑が2本、同浸漬槽が2基、500kgボイラーに5~10馬力の冷水機各1台、隔日で4000㍑の醪を搾れる搾り機、少なくともこれらの設備が必要であり、占有面積として450㎡程は必要と思われます。

同条件をセイクフォー21に当てはめると、まず1本の仕込みを600kgにしてこれを1週間(月曜から金曜)で仕込みます。40週(40本/10ヶ月)稼動で同じ年間生産量となります。
蒸し米の最大処理量は約200kg(麹も含む)である為労力が1/3になります。

付帯設備は、醗酵タンクが2000㍑容量で4~5本150㍑容の酒母タンクが1~2本200kg甑が1本浸漬槽が60kgと200kg2基、200kgボイラーに3馬力相当冷水機各1台、2日で1800㍑の醪を搾れる搾り機、これらの設備の占有面積は麹室や原料処理場を含めて、広く見ても200㎡程度です。

単位が小さいうえに同時進行する醪の数が少ない(約三分の1)ので、リスクが少ないし、より高度な管理ができます。
自然の恵みである清酒醗酵、麹造り、このミクロの営みに人間の叡智がどのようにいかされるか、小さな造りであるほど大きな成果が期待できます。

セイクフォー21は見学蔵のご計画や労務問題でお悩みの酒造場にハードソフト両面からサポートさせていただくことを願っています。

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